管球アンプの雄の一つ、マッキントッシュC22 プリアンプをご紹介します。
2007年ごろの姿です。
マッキントッシュC22は、とても端正な顔立ちで、スマートな姿です。
シルバーと黒のツートンで、1963年ごろの超レトロなモデルですが、古さを感じさせません。
シリアルナンバー45A××。Made in USA 117V仕様のヴィンテージものです。
友人から貴重なモデルを貸してもらったものです。
意外とコンパクトなのにおどろきました。
さっそくレコードを聴いてみました。
コクのあるまろやかな音色は、うっとりとして聴き入ってしまいます。
どれだけ聴いても聴き飽きません。
当時のブログにはこう書かれていました。
『現代のレンジの広いさわやか系のアンプとは対極をなすものでしょう。レンジは広くはありません。どちらかというと中音域を中心にまろやかな音色です。しかし、低音は非常に力強く、スネアドラムや高域のハイハットのはっとするような表現力には、ただ者ではない何かを感じさせます。外観も、60年代を感じさせるレトロなものでありながら、これが逆に斬新さを感じさせるあたりは本物の魅力なのでしょう。』
私としては絶賛した内容です。
ハッとする表現、ぞくっとする感覚。
これを感じさせてくれるアンプは現代にはあるでしょうか。
マッキンらしさを感じさせてくれる素晴らしいプリアンプでした。
画像右端にパワースイッチが見えます。位置としてはフロントパネルの中央よりやや左側になります。
まさにマッキンの顔ですね。
マッキンのパワーアンプも後日貸してもらいました。
MC275ではなく6L6プッシュプルのMC30です。
そのようすはまた改めて書きます。
C22の背面です。
意外とさっぱりしていますね。
当時のようすです。
お気に入りだったチェビオットと300Bシングルアンプ。
イコライザーアンプとラインプリアンプも管球でした。