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ヤマハ JA2059 ウーハーについて

ヤマハJA2059 スピーカー

ヤマハ JA2059はNS-451の20cmウーハーです。

あの白いコーンには非常に惹かれるものがあって、一時はNS-10Mを真剣に探したこともありました。

スピーカーユニットは、やはり20cmはほしいと思い、PAX-A20の次をねらってJA2059とコーラルFLAT8を探していました。

ただ、気になるのはJA2059の低音がどれほど出るのかでした。

ネットの評価ではJA2059の低音がすごく出るという記事は見たことがありません。

ロクハンのP-610DB、PAX-A16、PE-16でも、驚くような低音が出るので、20cmなら出ないはずないよねと考えていたものの、これは聴いてみないと分かりません。

NS-451はよく中古市場に出てきますが、JA2059単品はなかなかお目にかかれませんでした。それでも根気よく探して、ついに入手できました。

真っ白いコーンはそれだけで魅力的ですね。仮設バッフルに組み込みました。バッフルのスピーカー部の口径は185mmです。

ヤマハJA2059

どのような使い方をされていたのか分からないので、まずは小音量で音出しです。改造したCDラジオにつないでエージングを兼ねて聴いてみます。

第一印象はラジカセが鳴っているような音でした。PAX-A20ならユニット単体でも出る低音が、まるで聞こえてきません。

黒く塗装されたフレーム。プレスされた鉄フレームのようですね。平たく直径の大きいアルニコマグネットが印象的です。ストロークが少ないのでは? リード線は細めです。

ヤマハJA2059

JA2059もリード線がコーン紙のハトメでボイスコイルの先端にハンダ付けされているんですね。

ヤマハJA2059

2日ほど音出しを行ったあと、はやる気持ちを抑えながらDS-32B箱に取り付けてみました。約53リットルのバスレフ箱です。

ヤマハJA2059

ツイーターはFOSTEX FT40Hを使っています。クロスオーバーは約4kHzです。

やはり明るくクリアーな感じがするユニットですね。

ヴォーカルもピアノもきれい。

ベースは聞こえますが、明瞭度は低めです。

残念ながら、ジャズを聞いてもゾリっとするような感触はありませんでした。

数曲聴いた後、ブライアン・ブロンバーグのWOODをかけてみました。

低音は出ないわけではありません。でもP-610DBやPE-16でも出るような本当に低い重低音はJA2059からは聴こえてきませんでした。

中音域はとてもいいですが、低音は予想どおり物足りなく感じました。

 

聴き始めて4日目。

少し低音が出るようになってきたように思います。時間をかければ良くなって来そうです。毎日、数時間ずつ音楽をかけ続けました。

 

聴き始めて24日目。

今ではP-610DB以上に十分な低音が出るようになってきました。これならメインユニットにしても大丈夫です。

ヤマハJA2059

ブライアン・ブロンバーグのWOOD、ヘイリー・ロレンのBUTTERFLY BLUEなど、弾むような低音がとてもクリアに出ています。

エージング効果が出ています。

やはり20cmウーハーだからちゃんと低音は出ますね。

欲を言えば、50Hz前後の本当に低い低音はやや甘くなります。それはPAX-A20と聴き比べると分かります。

でもそれより上の音域はクリアに出ているので、明るい中音域ともあいまって、とても魅力的な音だと思います。

FOSTEX FT40Hとの相性もよく、おそらくNS-451のコーンツイータより質の面ではかなり上だと思います。

これは良いユニットになりました。

できることならNS-451のクリーム色の箱が欲しいものです。この音色とは合うんじゃないかと思います。

エッジは固くはありませんがPAX-A20のような柔らかさではありません。このユニットもクロスエッジですが、裏面にはダンプ剤が塗られていないようです。

カタログでは「エッジはフレキシブルで温度変化のない熱硬化性樹脂塗布のハイコンプライアンスタイプ」となっているそうですが、これは具体的に何なのでしょうか。軟化処理は必要なのでしょうか?

エッジの軟化処理はもう少し調べてからやってみようと思います。

 

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