カートリッジ ortofon MC20 Mk2
MC20 Mark2
1979年製で、MC20の後継機です。定価でMC20より20,000円アップの53,000円と、当時としては高価なカートリッジになりましたが、1988年まで製造されたロングラン商品でした。
音質は基本的にMC20と同系統で、より「メリハリ」が出てSPUに近い「つや」と「まろやかさ」がプラスされたように思います。
デンマーク製
型番:MC20mk2
発電方式:MC
出力電圧:0.09mV
針圧:1.5~2g(1.7g)
内部インピーダンス:3Ω(低インピーダンスです)
セレクティブダンピング方式
1979年発売
定価:53,000円
3個目となるMCカートリッジです。2008年1月に中古で購入しました。購入価格は18,000円。
このところ(2006年以降)、プレーヤー、カートリッジ、真空管アンプの中古価格は一段と上がりました。以前なら10,000円程度で購入できた商品です。
規格データがなく、針圧すらはっきりと分かりません。MC20と同じ1.7gにセットしています。
MC20のきれいなブルーからシャンペンゴールドの躯体になり、見た目は地味になりました。でも音はオルトフォンそのもので、とても優れています。
非常にきれいな本体です。
針先は未使用のように残っています。
カートリッジの高さがあるのでトーンアームを少し上げています。
気になるのが、音量を絞ったときにカートリッジから音楽がはっきり聞こえること。ダンパーが堅くなっているのかもしれません。しばらくエージングを行ってみます。
MC20 Mark2は標準カートリッジになりました。
1年以上聴きましたが、飽きのこないとても優れた音です。メリハリがあり艶やかさも特徴で、低音もとても力強く出ています。
クラシック、ヴォーカル、ジャズも何でもこなします。ジャズはちょっときれいすぎる気がします。
ウチではDL-103に代わって標準カートリッジになりました。いずれSPUを入手することになるでしょう。それまでは大黒柱です。