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エンクロージャー 20cm用

20cm エンクロージャー スピーカー

ロクハンを聴いていると20cmユニットも聴きたくなって来ます。

最初にPAX-A20を入手しました。

ロクハンであるPAX-A16との違いは、大雑把に言って低音の量感とクリア感でしょうか。

20cmになるだけで部屋に響くような低音が出てきますし、その輪郭もPAX-A16よりはっきりとしています。

手持ち資料から口径20cmのエンクロージャ寸法をまとめてみました。

パイオニア PAX-A20 標準箱

PAX-A20はPAX-A16の兄弟ユニットです。フルレンジ的なウーハーにマルチセルラホーン・ツイータがついたコアキシャルです。

最初の発売は1970年ごろ。

内容積は

密閉箱:内法で高さ618mm×幅378mm×奥行き288mmで67リットル

バスレフ箱:内法で高さ738mm×幅498mm×奥行き318mmで116リットル

スピーカー取付穴は直径211mm

PAX-A20エンクロージャー

密閉箱よりバスレフ箱の方が大きいんですね。

規格
インピーダンス:8Ω
最低共振周波数:35Hz
再生周波数帯域:35Hz~20,000Hz
入力:20W(最大) 10W(定格)
出力音圧レベル:93dB/W(1m)
Qo:0.3
空隙総磁束:ウーハー 90,000Mx
ツイータ:10,000Mx
空隙磁束密度:ウーハー 9,750G
ツイータ 9,570G
等価質量:16g
外形寸法:234Φ✕120(D)
バッフル開口:211Φ
重量:2.75kg

パイオニア PE-20 標準箱

PE-16の兄弟ユニットです。PEシリーズはPE-16とPE-20のみです。

フルレンジスピーカーで、広域が20kHzまで伸びている使いやすいユニットです。

これも最初の発売は1970年頃。

なぜか密閉箱しか出ていません。

内容積:内法で高さ840mm×幅600mm×奥行き360mmで181リットル

スピーカー取付穴は直径175mm

PE-20 エンクロージャー

ここまで大きい密閉箱が必要なのかは分かりませんが、バスレフ箱なら50リットル前後でいいと思います。

バスレフダクト寸法はPAX-A20を参考にすればいいと思います。

規格
インピーダンス:8Ω
最低共振周波数:45Hz
再生周波数帯域:45Hz~20,000Hz
入力:12W(最大) 6W(定格)
出力音圧レベル:91dB/W(1m)
Qo:1.04
空隙総磁束:70,000Mx
空隙磁束密度:9,550G
等価質量:12.5g
外形寸法:205Φ✕144(D)
バッフル開口:175Φ
重量:1.7kg

コーラル FLAT8 標準箱

FLATシリーズはFLAT5(12cm)からFLAT10(25cm)までのラインナップでした。

1970年ごろの製品で、人気が高かったです。

これは逆にバスレフ箱しか出ていません。

バスレフ箱:内法で高さ540mm×幅290mm×奥行き252mmで39リットル

スピーカー取付穴は直径216mm

FLAT8 エンクロージャー

バスレフ箱が推奨なのでしょう。

FLAT6やFLAT8が出た当時はどの評論家も絶賛でした。

ただ、コーラル特有の中高音域のきらびやかさが好き嫌いの分かれるところでしょうね。

私はダブルコーンの音は好きな方です。

究極はGoodmans Axiomではないでしょうか。

聴いたときにはタンノイ モニターレッドよりもくっきりした音色が素晴らしいと思いました。

規格
インピーダンス:8Ω
最低共振周波数:40Hz
再生周波数帯域:40Hz~20,000Hz
入力:25W
出力音圧レベル:95dB/W(1m)
Qo:0.5
空隙磁束密度:12,000G
外形寸法:246Φ✕94mm(D)
バッフル開口:216Φ
重量:2.0kg

エンクロージャー 適当なバスレフ箱でよく鳴ります

こう書くと生粋のオーディオファンにはお叱りを受けそうですが、実際、DS-32Bの50リットルのバスレフ箱に入れて聴いてみると、どれも良く鳴ります。

バスレフの大きさ、Qo・・・そんなことより、聴いて好みの音かどうかが大事ではないでしょうか。

ヴォーカルがうるさいと困りますね。

中高音が耳につくユニットもいかがなものでしょうか。

極端な話、ユニット単体で箱に付けずに聴いても、そのユニットの本来の音色が分かります。

ユニット単体で聴く

ユニットが好みの音色でなければ、どんなにエンクロージャーを工夫しても好みの音にはなりません。

私、B級マニアは、PAX-A16を左に、PE-16を右のエンクロージャーにつけて聴くこともしますし、P-610DBを左に、PE-16を右のエンクロージャーに付けて聴くこともします。

お互いの長所を活かし、短所を帳消しにする一つの方法だと思います。(全く素性の違う製品では無理がありますけど。)

これも、好みの音を聴きたいための試行錯誤ということで。

 

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