2015-03

アナログレコード

アナログレコード(ポップス)

サリナジョーンズは、私がLPレコードを見直すきっかけになった盤です。ここでご紹介するレコードは、2007年以降に中古市場で買い求めたものばかりです。30数年前の遠い昔に所有していて、その後処分してしまったものも多く、長い時を超えてよく再び入手できたものだと思います。
アンプ

LUXKIT A505 プリアンプ

1980年にLUXKITとして発売されていた真空管プリアンプです。シリーズとなるパワーアンプは発売されませんでした。A505は今でも時々市場に出てきます(※ 2007年時点です。)比較的価格が安いので入手のしやすさが魅力です。パネルの表情はあまり洗練されたものではありませんが、ミュートスイッチ、サブソニックフィルター、トーンコントロール、トーンOFFスイッチ、モノラルスイッチ、バランスボリューム、セレクタースイッチがあり、メーカー製らしく、プリアンプとして必要十分な機能を備えています。気になる音質は、ラックストーンそのものでしょう。真空管にもよりますが、ややまったりとした濃厚な感じの音です。
レコードプレーヤー

シュアーMMカートリッジ V15Type3

米シュアー製で、1973年から市販されたMMカートリッジの雄です。2008年6月に程度の良いものを入手することができました。’73年当時の市販価格は35,000円で、MM型としてはかなり高価な機種でした。V-15シリーズは、TypeⅠ、TypeⅡ、TypeⅢ、TypeⅣ、TypeⅤまであり、最も高価だったのはV-15 VXMRと呼ばれるもので、MM型でありながら57,750円もしていました。人気はダントツにTypeⅢが高く、あの「ベイシー」や「カウント」でも使用されています。
レコードプレーヤー

オルトフォン MCカートリッジ MC20 Mark2

1979年製で、MC20の後継機です。定価でMC20より20,000円アップの53,000円と、当時としては高価なカートリッジになりましたが、1988年まで製造されたロングラン商品でした。音質は基本的にMC20と同系統で、より「メリハリ」が出てSPUに近い「つや」と「まろやかさ」がプラスされたように思います。
レコードプレーヤー

オルトフォン MCカートリッジ MC20

1978年製ですが、その後もバージョンアップを続け、今でもMC☆20として製造が続いているオルトフォンの普及機です。国産MC型の標準機がDL-103なら、海外製の標準機はMC20といってもいいでしょう。現行のMC☆20は6万円しますので、SPUよりは少し安いものの高価な部類に属します。音質は、嫌味のないつややかな音で、とても好感が持てます。低域もしっかりとしています。私的にはDL-103より好感度が高いです。
レコードプレーヤー

パイオニア レコードプレーヤー PL-30L

パイオニア PL-30L。1979年。レコードってこんなにいい音でしたっけ。低音は力強いし、ヴォーカルはいろいろな音が重なって一つの声になっているのが分かります。いわゆる倍音というものです。昔持っていたソニーのフルオートプレーヤーと付属のMMカートリッジでは分かりませんでした。70年代から80年代の普及機は、59,800円という価格が中心でした。この価格帯はコストパフォーマンスに優れたものが多く、このPL-30L も上位機と遜色のない優れた性能を有しています。現在の価値で言えば軽く10万円を越す価格になると思います。
アンプ

サンバレー300Bパワーアンプ SV-501SE

サンバレーSV-501SE。300Bシングルパワーアンプ。真空管アンプは大きく重い。重量の大半は電源トランスと出力トランス。これはキット屋の製品で、電力増幅管に300Bを用いたシングルアンプ(2004年製)。300BはWEではなくエレクトロ・ハーモニックス製。初めて試聴したときは、とにかく低音の量感に圧倒されました。全体に力強く、とても好ましく感じて、それまで持っていた6BQ5シングルの処分と引き替えに購入を決めました。
タンノイ チェビオット 回想のページ

タンノイ チェビオットについて

タンノイのABCDEといわれるアーデン(HPD385)、バークレイ(HPD385)、チェビオット(HPD315)、デボン(HPD315)、イートン(HPD295)。チェビオットは、31.5cmの同軸2wayユニットを使用した最も大きなスピーカーです。普段はネットを取り付けていますが、ネットをはずすと、年代を感じさせないスマートな造りにいつまでも見ていたくなります。大口径フルレンジならではの大胆な構図です。エンクロージャーはかなり大きなものです。高さ85cm、幅45cm、奥行き26cm。オールドタンノイの特徴で、板厚が薄くかつ奥行きがとても短いのです。
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