ザ・タイガーズ 加橋かつみ

ザ・タイガース

グループサウンズの雄でしたね。

1967年2月に「僕のマリー」でデビューしています。

結成時のメンバーは

沢田研二（ジュリー）
岸部おさみ（修三）（サリー）
加橋かつみ（トッポ）
森本太郎（タロー）
瞳みのる（ピー）

1969年3月に加橋かつみが抜けて岸部シロー（2020年8月没）が加入。

1971年解散。

その後は何度も同窓会と称して再結成されています。

ザ・タイガースの全盛期は私は中学生でした。

初めて買ったザ・タイガースのレコードは「銀河のロマンス/花の首飾り」でした。

発売は1968年3月。

買ったのは夏休みも近い7月頃だったと思います。今でも持っています。

A面の「銀河のロマンス」は、本当に銀河がキラキラと光るような夢があふれるようないい曲でした。ジャケットも良かったですね。

そしてB面の「花の首飾り」もまたいい曲でした。

加橋かつみの天然のビブラートときれいな高音が好きでしたね。

「花の首飾り」が、ザ・タイガースの全曲のうちで最大のヒット曲だったことは最近知りました。

この曲が大ヒットしてからは、A面が花の首飾り、B面が銀河のロマンスとして発売されたことは知りませんでした。

でも私の中では忘れられない曲がもう一つあって、それは「廃虚の鳩」でした。

「廃虚の鳩」は加橋かつみのソロで、1968年10月発売の7枚目のシングルですから、花の首飾りの次がシー・シー・シーで、その次なんですね。

日本版「西暦2525年」みたいな。

多分ラジオか何かで聞いたのでしょうが、その後何十年たっても忘れられない曲となりました。

加橋かつみは最近の映像をYoutubeで見ることができます。

若い頃より魅力的にさえ見えます。

男性で70歳を過ぎてこのような魅力的な方はまずいませんから、貴重な存在です。

「築き上げたユートピアは　壊れ去った　もろくも」」

ここはファルセットで歌うところですが、尖っていた若い頃とは違って優しい裏声で、男性ながら感動する歌声になっていました。

いいなあ！加橋かつみ。

加橋かつみはザ・タイガースを抜けた後、フランスに渡って新曲をいくつか発表しますが、それはYoutubeで聴くことができます。

花の首飾りのような繊細な曲調で、沢田研二の曲とは対局をなすものでした。

こういう曲が作りたかったんですね。

ザ・タイガースの方向性とまるで違うのがよく分かりました。

タイガーズはLPを1枚とCDを1枚持っています。

LPは廃虚の鳩が聴きたくて、2007年頃に買ったものです。

CDは最近入手しました。

CDの収録曲

１．僕のマリー
「僕がマリーと会ったのは」
デビュー曲
ジュリーのよく通る声を覚えています。

２．シーサイド・バウンド
「踊りにゆこうよ青い海のもとへ」

３．モナリザの微笑
「雨がしとしと日曜日」
オリコン18位だそうです。

４．君だけに愛を
「オープリーズ、オープリーズ」
オリコン2位

５．落ち葉の物語
「長い坂道の落ち葉の丘に」
この曲も好きでした。
君だけに愛をのB面なんですね！

６．銀河のロマンス
「銀河に浮かべた白い小舟」
目の前に情景が浮かぶようないい曲
オリコン１位

７．花の首飾り
「花咲く娘たちは」
素晴らしい曲です。
これで加橋かつみのファンになりました。
オリコン１位

８．シー・シー・シー
「愛のピエロがかぞえた」
楽しい曲でした。
オリコン１位

９．廃虚の鳩
「人はだれも悪いことを覚えすぎたこの世界」
この曲も忘れられない曲でした。
オリコン3位

１０．青い鳥
「青い鳥を見つけたよ美しい島で」
オリコン4位

覚えているのはここまでで、この後の曲は「色付きの女でいてくれよ」以外は記憶がありません。

１１．美しき愛の掟
オリコン4位

１２．嘆き
オリコン8位

１３．スマイル・フォー・ミー
オリコン3位

１４．都会
オリコン10位

１５．君を許す

１６．ジンジン・バンバン
青い鳥のB面

１７．十年ロマンス
オリコン20位

１８．色つきの女でいてくれよ
オリコン4位

意外と知らない曲が多くて驚きました。

でもやっぱり、加橋かつみの歌声が好きだな。

今も変わらないきれいな高音。

見た目も良い歳のとり方をしていて格好が良いです。

少しは丸くなったようだし。

もう少しトークができればもっと人気が出ただろうに。。。