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タイムドメインmini 改

タイムドメインmini スピーカー

タイムドメインと言えばyishii9が有名ですね。

仮想グランドにスピーカーを固定したタイムドメイン理論に一時は強い興味を惹かれました。自作しようかと思ったくらいですから。そこから派生した塩ビ管スピーカーが一時流行りましたね。

タイムドメインminiを中古で購入したのは2006年ごろでした。

タイムドメインmini

改造はきわめて簡単で、内蔵アンプをスルーしてスピーカーユニットにコードを直づけしてオーディオアンプで鳴らそうというものです。

価格から考えれば、miniの内蔵アンプは1,000円程度のもの。スピーカーユニットはせいぜい500円。ボリュームがすぐにだめになることもお決まりです。

正面の4本のボルトをはずせば本体が前後にはずれ、スタンドと一体になったスピーカーユニットが出てきます。ユニットにスピーカーコードを半田付けし直すだけです。

Yoshii9はともかく、このminiの構造が「仮想グランドにスピーカーを取り付ける」という理論に基づくとは素人が見てもとうてい思えませんでした。

タイムドメインmini

タイムドメインmini

 2個を改造したところで、スピーカーインピーダンスが4Ωなのに気がつきました。

私の真空管アンプには4Ωの端子がありません。トランジスタアンプで試すことにして、今はアンプ待ちです。

miniに関しては期待していないのですが、それならなぜと言われれば、本家タイムドメインYoshii9の音場感にはとても惹かれるものがあって、ヴォーカルや弦の音が部屋中に満ちる感覚は、普通のスピーカーからは得難いと考えるからです。

Yoshii9のユニットはFOSTEXのFE83E。多くの方がYoshii9のコピーを作り、どう工夫しても本家の音にはならないと言っているところが興味深いものです。

そしてこのminiを使って音場型スピーカーを作るのもおもしろいかもと思うのです。

音場型

実は、サンスイのトランジスタアンプを安価に入手でき、今日31日に届きました。美品といっていいアンプです。

さっそくタイムドメインmini改につないでCDでクールジャズコレクションからビルエヴァンスを聴いてみると、意外にも内蔵アンプのときの音とは明らかに違っていて、荒々しさは残るもののなかなか雰囲気のあるジャズを聴かせてくれます。

口径5cmですから音量は小さいのですが、P650のダブルバスレフより音がはっきりとしてこちらの方が好ましく感じます。おもちゃのような外見とは違う音でした。
2010年8月

 

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