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ナショナル GXワールドボーイ RF-858

RF-858 ラジオ・テレコ

番外編です。

ナショナル GXワールドボーイ RF-858を持っていた方は多いんじゃないでしょうか。

発売は昭和45年(1970年)ごろ。FM・AM・SW の3バンドでした。

私は昭和46年(1971年)高2の時に買いました。

GXワールドボーイ

今でも人気があって、中古市場でよく見かけます。発売から50年以上経過して、それでも動作するのはさすがに当時のMade in Japan製品の品質の高さでしょうか。

懐かしい方向けにご紹介しようと思います。

上部に並んだスライドボリュームとレバースイッチが斬新でかっこよかったですね。今見てもいいデザインだと思います。

RF-858

古くてもきちんと動作するところがすごいです。半世紀前の商品ですからね。

RF-858

バッテリーは単2電池3本というのが当時のお決まりのようで、ソニーThe11(ICF-1100)も単2電池3本でした。

ACコードは特殊な形状で、今ではまず手に入りません。でも、真後ろに出るのが邪魔でしたね。まだ横のほうが良かったです。

GXワールドボーイ

メガネの間隔が5.5mmです。

ACコード

スリープタイマーです。ゼンマイ式でジーという音がしましたし、スイッチが切れる時にパチンという音がして目が覚めてしまいました。

GXワールドボーイ

分解するには、裏蓋中央のビスを1本外し、両サイドのビスを2本緩めるだけで裏蓋が開きます。メンテンス性は抜群です。

コンパクトなベーク基盤です。左が同調部。ポリバリコンが見えます。

中央が中波・FM・SWの中間周波部。IFTが並んでいます。

下が低周波増幅部。入力トランスと出力トランスが見えます。スピーカーはアルニコですね。

裏蓋には小さな電源トランスがあります。ACコードを差し込むと自動的にバッテリーのラインがOFFになります。

RF-858

基盤のアップです。中央にICが見えるのはFMの復調でしょうか。トランジスタはゲルマニウムのようですね。無駄のないコンパクトな基盤は設計が優れているのでしょうね。

RF-858

スピーカー部。左下にアルミブロックの放熱器が見えます。パワートランジスタの頭が見えていますね。

RF-858

1-IC、1FET、8-TRANSISTERの表記が見えます。FET 1個はAM・FMの高周波増幅用です。3バンドで8石は効率的な回路なんでしょうね。

RF-858

背面の入出力端子

RF-858

GXワールドボーイ RF-858の仕様

価格:15,500円

周波数
AM:525kHz~1605kHz
FM:76MHz~90MHz
SW:3.9MHz~12MHz

中間周波
FM:10.7MHz
AMとSW:455kHz

出力:最大1.6W

Phone入力端子
MPX-OUT 端子
STEREO IN・REC OUT 端子

大きさ
幅212mm×高さ122mm×奥行き55mm

重量
1.2kg

電源:AC100V 4W、単2電池3本4.5V

 

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